生きるよろこび

光に興味をもっていたからこそ、闇の絵が多いとは、20代の熊谷守一の作品はとても興味深かったです。


絵に赤い輪郭線があらわれ始めます。だんだん守一になって行くのが分かります。


守一です。雨粒の絵からは、音が聞こえてきそう。亀はぷくぷくと泳いでいるし、金魚はくるくると泳いだ後、深い池の底へ。。。


というわけで、熊谷守一展は、三つの区切りからなっています。


1.闇の守一。

2.守一をさがす守一。

3.守一になった守一。


見どころは、やっぱり3. 


あのシンプルで美しいスタイルを確立するのは70を過ぎてからのこと。「はいそうですか」でなくて、「なんでそうなるのか」を研究して、突きつめて、そして辿り着いたのが「守一の絵」なんだと知り、とても感動しました。


http://kumagai2017.exhn.jp/


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